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Webとか英語とか育児とかに関する雑記

本を読むということ

基本的に、意味のないことをするのが嫌いだ。
 
本を読むことに関して言うと、
という感じ。
 
 

各ジャンルについて分析してみる

マンガ、小説を読んで意味があるのか?と聞かれると、その読んでいる瞬間は楽しめるという点で意味はある。
マンガは最近だとキングダム、嘘喰い
小説は特にミステリーが好きで、これはどういう意味だったのか?と考えさせられる系が好き。
 
 
自己啓発本は正直胡散臭くて苦手。
自分でやるべきことはだいたい分かってるし、「○○するための方法」とか、ホントに当たり前のことしか書いてないことが多い。
これは自分の中では、読んでて時間の無駄だと思っている。
 
 
技術書は基本的に読まない。
ネットで調べたらたいていのことが載っているし、噛み砕いた表現で記事にしてくれてる人はたくさんいる。
入門系の本も、ネット上の入門記事で十分だと思う。
実際に手を動かしてみることのほうが何倍も理解スピードは速い。
本を読むことで無駄な達成感を得てしまうことが好きじゃない。
 
「自分はこれだけ読んだんだ!」という無意味な自信のみが残り、半年後には何も残っていないパターンはあるあるだろう。
 
「本当にネットで調べても理解できず、複数人体制でそれに関する本を輪読してみる」場合に関して、効果的な気がする。
複数人で読むことで、普通だったら挫折してしまうような本を何とか読み切ることができる、と同僚は言う。
 
それは確かにそうだな、と思う。
 
 
UX系の本を最近多く見かける。
結構人気があるような気がするが、正直当たり前のことしか書いてなくて、まさしく「読んだ」という達成感しか残らない。
 
一方、UIデザインの本はそれなりに意味があると思う。
色彩だったり、レイアウトだったり、新しい知識として得られるものも多いだろう。
インスピレーションを得て、その場で仕事に活かすこともできるかもしれない。
 
ただ自分の場合は、やはりネットで検索して実物のイケてるサイトを何個か見ても、同じ効果を得られると思っている。
 
 
人によって、もちろん思うことは様々だと思うので、全く逆側の意見の人の話も聞いてみたい。

フロントエンドという領域の不明確さ

フロントエンドとはどこまでのことを指すのだろう?

 
仮にユーザーが接するインターフェースを作成している部分とすると、その責務を遂行するための技術はかなり変わってきている。
 
Webにおいて、ユーザーが接するインターフェースとはブラウザである。そしてそこに表示されているのはHTMLである。
 
従来、サーバーサイドで(PHPやらRubyで)HTMLを構築し、それをクライアントサイドに返してブラウザに表示していた。
 
それが現在では、サーバーからは必要なデータのみAPI経由で返し、クライアントサイドで(JavaScript)でHTMLを構築する流れが主流になりつつある。
 
JavaScriptは画面の装飾だったり、軽いDOM操作を行うためのものとして、エンジニア以上にデザイナーが触ることも多い。
 
サーバーサイドで頑張ってきたエンジニアと、デザインとマークアップ周りで頑張ってきたデザイナーのちょうど中間に、それは位置している。
 
どちらがやるべきか?という議論はひとまず置いておく。
 
今回問題にしたいのは、どちらもやってないというパターンが結構多いのではないかという話。
 
 

SPAの存在

フロントエンドの技術の速さについて色々記事が上がっているが、その中核を為しているのはシングルページアプリケーション(SPA)だと思っている。
 
SPAを構築するために様々なフレームワーク(ReactとかAngularとか)が出てきたし、その煩雑さを解消するためにCommonJSスタイルの実装が必要となっている。
 
そこでbrowserifyやWebpackといったブラウザ用にコードを変換するツールが出てきて、もはやNode.jsをクライアントサイドのために使う時代になっている。
 
従来のフロントエンド開発とはずいぶんかけ離れたものである。
 

なぜ、フロントエンド格差が生まれるか

 
やはり起因はSPAだと思っていて、例えば企業のランディングページだったりキャンペーサイトを量産するような仕事ではこれらの技術は正直使いどころがないだろう。
 
そして、思うに、従来のサーバーサイドでHTMLを構築するスタイルでも、正直ユーザーからしたら普通にストレスなく使うことができるため、そもそもSPAに移行する必要はないのではないか?という層が一定以上いる気がする。
 
SPAになるとルーティング等もすべてクライアントサイドで行うので、色々と考えないとならない点が増える。(権限周りとか、データの持ち方とか)
 
そういった工数的なコスパ問題から、従来のままで良いと思う層がいるのは、まぁ当たり前かなとも思う。
 
そしてフロントエンド技術の知識差がどんどん拡大していっている。
 
一昔前、テーブルレイアウトで人々はWebベージを構築していた。
そこにCSSという技術が突如現れ、テーブルレイアウトを駆逐していった。
 
それと同じような波が来ていると感じているが、その波に気づいてない人もまた、大量にいるという印象。
 
エンジニア「JSでしょ?自分には関係ないかな!」
デザイナー「自分、jQuery止まりなんで…」
 
という感じで双方我関せずなパターンが多い。
 
どうしたもんですかね。